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2007年10月 3日 (水)

超高齢化社会への提言 ―高齢者のユートピア建設

2007年08月24日号 メールマガジン掲載記事

今の経済至上主義の社会の中では、いくら真面目に道徳的に生きていたとしても、もし無一文になってしまったら、世間はその人に住むところも食べるものも与えてくれません。
しかし、稲作文化の伝統があった昔の日本では、貧乏になっても、生活共同体内の助け合いによって何とか生きていくことができました。

今はそのような共同体の代替機能として社会福祉制度があるわけですが、制度としての生活保護は非常に事務的であり、「生かさず殺さず」に近いものがあって、昔の共同体のように血の通ったものとは言えません。
しかも現在は保護費抑制のため、70歳以上に加算される「老齢加算」や、18歳までの子供がいる一人親世帯に上乗せされてきた「母子加算」の今年度の廃止など、マイナスの見直しが加速しています。

高齢者の中には、元気な人もたくさんおります。
まだ体力があって働きたいと思っている高齢者もいるのですが、そのほとんどは年齢が障害となって仕事にありつけません。
体力があって働きたくても仕事がなければ収入がありませんから、生活保護に頼らなければいけないわけです。

「生活費を切りつめ、毎日が戦い。夏はクーラーもかけられません!」
生活保護の「老齢加算」の廃止で、憲法二五条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」を送ることができなくなったとして、高齢者が集団となって廃止処分の取り消しを求めて提訴しています。
高齢化社会はすでに到来し、「超」高齢化社会へ向かっている日本。生活共同体の崩壊と核家族化によって、高齢者の社会的弱者化が顕著になってきました。

介護事業の不正行為で厚生労働省から新規指定・更新を停止されたコムスンの問題は、かつては公共サービスに依存していた事業分野に民間事業者の参入を促した介護保険制度の問題点を浮き彫りにしました。
国家による社会福祉には限度があります。かといって、民間企業が儲からない社会事業を真面目にやることはないという現実も、これで明らかになったわけです。

誰もがいずれは高齢者になります。
あなたにとっても、他人事ではないのです。
高齢者が生き甲斐をもって生活できる世の中にするためには、どうしたらいいのでしょうか。
国家も民間企業もあてにならないのなら、そのどちらにも属さない、人間の良心に基づいた新しい事業体を作るべきでしょう。

もし自由に使える10億円の資金があったならば、私は、ただちに「高齢者村」の建設を始めます。
どこかに広い土地を確保して、高齢者のためのコミュニティを作ります。
それは老人ホームのように高齢者をひとつの施設の中で軟禁状態にするものではなく、ひとりひとりが個性を生かして文化的に生活できる村。働きたい高齢者には仕事も与えるというものです。
ここでは「自立」と「助け合い」がテーマです。

身体の弱い高齢者には介護を付けますが、老老介護があって良いと思います。介護士として働きたいと思っている村民がいれば、ホームヘルパーの仕事をしていただきます。健康な高齢者が身体の弱い高齢者を支えるのです。

農業経験のある村民がいれば村の中に農場を作ってもいいし、調理師や書道、生け花、ダンスなどの技術を持っている村民がいればカルチャースクールを作ってもいいし、バーのママだった村民がいれば社交場を作ればいい。
もちろんそれは外部から閉ざされた村ではなく、一般の人たちも自由に出入りのできる村にして、村の中で生産できる商品が何かあれば、それを販売して村の運営資金に充てる。
村民会議で何か面白いアイデアが生まれれば、高齢者村を観光地化して村の経済を潤わせる。

人は生き甲斐を失ったときに認知症になるのではないかと思います。
この村は、いくら歳を重ねても生き甲斐を失わずに生きることができるユートピアです。
私には、このアイデアを実行するために必要な不動産開発や高齢者事業の知識があります。
そして東京で生まれた私が家庭の都合で7歳の時に福島の農村部に移住したこと、そして私が宅地開発会社、高齢者介護事業者、経営コンサル会社と特異な組み合わせで職歴を持っていることは偶然ではないように思います。

ただ、なんといっても資金が高いハードルです。
しかし…

― それを夢見ることができるなら、あなたにはそれができる。―
 (ウォルト・ディズニー)

すなわち、人がイメージできるものは、必ず実現できるのです。

私がイメージしているのは、ある意味で高齢者にとってのディズニーランドかもしれません。
たとえ私がやらなくても、誰かがこのような事業を実現してくれると良いと思います。
そのためには、多くの人たちの「集合意識」が必要です。
このようなものを実現させたい、と多くの人が願えば、その集団想念が目に見えない力となり、自然に流れが実現へ向かっていきます。
このメルマガを読んでくださっている1500名の方が念じてくれるだけでもかなり実現に近づくと思います。
皆様、いかがでしょうか。もし私の提案に賛同していただけるならば、何時でも何処でも、私のアイデアを思い出したときに、念じてください。

― たかひろ

弥栄の会

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コメント

賛同します。

おりこ村のレンタルビレッジのひとつにしたいです。

このようなシビアな問題を真剣にお考えなのですね。現在超高齢化社会への道をまっしぐらに進んでいる割には国の対応は鈍いと思います。私も高齢者なのでこの問題には関心が大いにあります。ただ年寄りは若い人の負担になったりじゃまをしてはいけないと思います。
何より日常生活において栄養適度な運動前向きな
姿勢で病気や怪我をしないようにすることですね、これ以上医療費を増大させないようにしないといけません
                   daisy

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